Simple Soul

くじらのほね。

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家を出て、紆余曲折を続ける家人其の1は月に一度程現れて、家の者をより消耗させて去って行く。
自分の人生にかまけて、残った家族にゃ全く興味持たずでここすら全く見ちゃいない(笑)。
そんな家人が今月来襲した折に、若干荷物があったので、錆びて外したドアストッパー代わりにのし、
と置いた物体見て大笑い。
「ちょw、それのそんな使い方、考えた事もなかったわー。ちょw、それすげー!」とひとしきり爆笑。
それ。 くじらのほね。 無論、本当に生物学的に鯨の骨ではなく、何だかは不明。

6年前、社員旅行に揃って参加した時にオホーツク海から持って帰ってきた。
パソコン内にある我が家最古の動画はこの折、5月の身を切る様な海辺で砂の城を作る莫迦な子供達の動画だ。
画面奥から大きめの波が来る。気づかずに砂を盛っている。 波に気づいてきゃあきゃあ逃げる。
逃げそびれて波を被って飛び跳ねる。 濡れた足を払いつつ、また砂を盛る。 以下、繰り返し。
北海道も初めてなら、私も初めてのコンデジの動画。 オチも他愛もない旅の1シーン。

その時に、「なんだこれ?」「なんやろ??」と彼らが見つけたのがこれ。
専務が「鯨の骨ちゃうか?」と煽ったのが嵌り、「持って帰る!!」と云う事になってしまった。
持たされて「‥‥邪魔。」と呟く私に「誰や、鯨の骨なんか云うたんはなあ。」と云う専務。
一生忘れませんからね。
以来6年に渡って何の使い道もなく、あちこち移動してたのだけど遂にドアストッパー替わりに。

爆笑するのはその全てをキミが知ってるからでしょう。
元来、男の子なんて家を出て別に所帯を持ってくものと思ってたから家人の選んだ道に文句もなく、淡々と元気なのだけ願って過ごしてる。 (いや、文句はあるな‥‥(^^)。)
離れた距離は受け止めれるのだけど、たまにこうして「かつて」を思い出さされる時が不意打ち的に辛くさせるやね。
家族にしか分からない他愛のない会話や、エピソードの記憶。
そうしたものはあまり過ぎた事を気に病まない私ですら揺らいでしまう程、なにがしかの悔恨を起こさせるのです。  

きっとそれは順風満帆に家人が旅立ったとしても、感じるのだろうけど。
せめて、彼がそんな記憶を懐かしみつつ、自分の選んだ道を進む強さに変えてくれれば良いのだけど。
楽しい事があった、と心温まる思い出になったらいいのだけど。
ふーっと溜息ついて、また「くじらのほね」は大して意味もなく、玄関脇に鎮座しております。


何となくこの曲が聴きたくなって、一年前からの封印を解いてみた(笑)。
最近のライブで久しぶりに聴いてまた聴きたいな、としみじみ思ったので。 
アバウトに撮ってたからちゃんと撮れてなくて残念だけど、無性に聴きたいのです(^^)。
さて、感傷に浸りそうな金曜の夜はせめて美味しいお酒でも呑みに行こうか。
大人にはこれがあるさね(笑)。

今週も良き週末を。
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by cattail-kk | 2011-10-27 20:35 | 日常 | Comments(0)