美しい里の秋 -京都 嵯峨鳥居本 上地区。
11月28日の朝。 京都は化野。 念仏寺を目指してはいたものの、着いてみたらまだ寺は開門前。
ではバスから見えた嵯峨鳥居本の伝統集落へ。 全然知らなかったのですがここは「伝統的建造物群保存地区」で国の「重要伝統的建造物群保存地区」でもあるんですね。
茅葺きが美しい里村でした。
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化野念仏寺の門前から茅葺き屋根が並ぶ上地区へ。
愛宕神社一の鳥居までのまっすぐな路。
里山の風情に赤い実が映えます。
登りだした朝日に照らされる朝の町。
軒によく見かけたこれは老爺柿?
街並全てが古色に染まっているので別の時間の様。
遠くからでも目立ったこの屋根は一面に緑。
ここだけ見れば屋根と思えない。
ここまで来ると感嘆する他ない見事な苔でした。
その中に添えられた紅の点在が鮮やかです。
大体の家は展示ではなく、実際に家屋だったり茶店だったり。 今度はどこかへ入ってみよう。
見回してる間に一の鳥居へ。
左へ行けば何処へ行くのだろう? あまりに真っ暗‥。
とにかく愛宕神社へお参りしようと。
石段の先は吹き抜けていて、社は見当たりません。
君がここの茶屋の番犬かな。 さっき、とっても吠え声がしていたのですが。
いかにも不審な私たちには無関心?
あまりにも綺麗なので撮らせてもらうけれども。
縦の格子と菊の並びが美しい、ここは。
江戸時代創業の「平野屋」さん。
後で知りましたが、観光ポスターとかで有名らしい。 やれやれ、知らなかったなあ。
知らなかったけど、美しいなあといっぱい写真を撮ってましたねー。
そういえば、お店が開いてる景色なら見た事ある。綺麗だなあと思ったのに、もっと遠くでとても行けないと思っていました。
早朝の冷えた空気の中、どこもかしこも新鮮。
綺麗なのは色づく山か
苔むす生け垣か。
この先に千二百羅漢の寺、愛宕念仏寺がある事に気づかず折り返してしまったのですが
(いま、猛烈に後悔!!)生け垣のあまりの綺麗さに足を止めて。
苔に纏われた風情が殊更綺麗なのは
この赤のお陰かも知れない。
予期せずして、あまりにも魅力的な街並に出会えて良かった。 次は、次こそはちゃんと愛宕念仏寺へも行こう。
そうして次回はちゃんと行けた(笑)、化野念仏寺・嵯峨鳥居本下地区の予定です。