宵闇に月を待つ -京都 松尾大社観月会。
9月11日、中秋の名月には一日早く松尾大社の観月会。
北白川の駒井家住宅から銀月アパートメント、今宵堂さんへお邪魔して少し暗くなるのを待つ。
よく考えたら割と移動しているかも。 何やら月に導かれた様なそんな一日でした。
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阪急松尾前のこの大社、なんやかんやとよく訪れる場所。 駅からすぐで山に抱かれるロケーションが大好きです。 春には山吹でも有名。 その時期にも訪ねてみたい場所です。
今年は10月の日本酒イベントでも参ったので昼間の風景はまたそちらで。 (近日‥予定です(^^;))。
空が蒼さを残す頃、松尾大社に着く。 電車の中からも見えていた良い月影に嬉しく参道を歩く。
へえ、露店も出てまるで夏祭りを思わせる。 ゆるりと近所っぽい家族連れもちらほら。
昼間から演奏やら何やらあるのだけど、やはり月が見たいのでこの時間。
山腹にも響くフルート?の音。
宵の口のまったりとした時間を楽しむ人達を抜けて庭園へ。 そろそろ月も出たかなあ。
満月の様に丸い兎のお饅頭と。
さかづきで戴く樽酒。 ここへ来たらいつも酒絡み。 さすがお酒の大社(笑)。
月明かりを考慮してか、ライトアップされても仄暗い重森三鈴の庭。 ええ、いつもいいますがあんまり私好みではないので、ま、月を待つ。
緋毛氈の室内からガラス越しに見るのは風情がないけど、何せこの日は暑かった。
秋とは名ばかりの気温にエアコンは異論ありません。 抹茶席も用意されてて足を伸ばして居る間にも月影が。 じっくりクリアに撮るには準備もシチュエーションも足りなかったけれど、目視する分には文句ない光景。 雲の船に乗って来た様だ。
しばし月光と涼しさを隠し持った小瓶(笑)の相伴で楽しんだなら。 夜の庭園を巡る。
段々と賑わう境内。
奥に見える宝物殿では神像が特別公開中。
ライトアップに光と影が映えます。 何て云うか‥綺麗だけど近代的すぎるんだよな、好みで云うと(^^)。
風格ある神像を拝んだら、ここからも月。 もっと月を意識した準備してきたら良かったな。
ぼやけてて残念。
折しも舞台は今から太鼓。 祭りに太鼓。 文句なし(笑)。
始まる前にご挨拶があった。 「今年は9月11日。この日付に迷いもありましたが、その日だからこそ祈りを捧げましょう」と。 9、11と3、11。 復興への想いを新たにすべく黙祷。
そして勇壮な太鼓の響きに鼓舞されよう。
全く関係者でもないのに、ガンガン撮るのも失礼かと、でも勇壮で鯔背な雰囲気が撮りたくて後ろから失礼。 裏から見てると、ふと札所が気になる。
うーん、ここのお酒絡みのお守りとかいつも気になるんだよなあ、とこの日もま、若干‥(^^)。
拝殿前の石段から眺めたり、祭りならではの雰囲気が好き。
‥‥ええ、割とどころか、とっても楽しみました♪ 特に最後の所はコミカルで賑やかで心沸き立つ。
いい物見たなあ、と満足。 うん、当然、月にも満足。
まだ賑わう境内を後に。
さあ、今日はお終い、今日もたくさんいいもの見たなあ、と月に感謝。
そんな今年の名月でした。 (by 10/19)