Simple Soul

伝統息づく明珍火箸本舗 姫路・野里地区。

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週の始まりは何だかバタバタしてブログも滞りがちになります ^^):。
遅れついでに姫路のラスト、町歩きと伝統の明珍火箸本舗。
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姫路の街で行きたい所は多々あったのですが、あんまり欲張らず天気の悪い午後は古い町並み探索。
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歩いたのは野里地区
と言っても、あまり事前によく知ってた訳じゃなく、そういう地域もあるんだなあという程度でしたが前日ホテルを目指してる時にこの看板を見つけただけでした。
鋳物で有名だったらしい、という私の解説を聞いてた家人が「あ、明珍本舗やん!!」とテンション上がる。
「明珍本舗って……何でしたっけ?」「あー、あんだけ骨董系見ててわからんかー!」と馬鹿にされました。
やっぱり下克上だわ。
 明珍家は48代目までは甲冑師として姫路藩主・酒井家などにつかえ数々の甲冑を作ってきたお家だそうです。
千利休から注文を受けて茶室用火箸を作ったりしたとか。 んー、そういえば名前は見た事がある……。
と、いう事で下城したら明珍本舗へ、と決めてました。
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野里地区は古い家が多い。昔の町並みがそのまま割拠してる。
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「野里まちづくりの会」が頑張っているようです。解説の看板もこまめに立ってます。
しかしながら、全体としてみたらあまり今の所観光名所ではない感じです。
昔の建物を残した地域によくある町家を活かしたカフェとかアトリエとか休憩所とかはなく、地元の人も割と訝し気に見てた様な……。 とりあえず、他に観光客はいなかった ^^)。
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こんなとこもちょこちょこあり。
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まずは目印として「日吉神社」を探す。これがまた割と道が斜行してるので不安になりました。
見たかった塚&お寺も通り過ぎちゃったし。
でも、振り返れば割と真っ直ぐ進めば着く、と言う感じだったのか。
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石柱の王冠マークも不明ですが、由緒ありげ。
「承和7年(840年)に造営され、一度焼失した後に、姫路城主である池田輝政により再興。
城の鬼門の方向にあることから歴代の城主に崇敬され、夜泣き、かんの虫封じなど子どもに御利益がある神様として近隣の人々の信仰を集めてきました。」っと、言うのは今ぐぐった(笑)。
「しょうぶ祭」が6月にあるそうです。15年前に境内の枯れた池を復活させる際に、子どもの健やかな成長を願う端午の節句にちなんで、ハナショウブの株を播州山崎花菖蒲園から分けてもらい栽培したのが始まり。との事。
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たしかに、石の柵の内側には池(乾いてた)があって、菖蒲が(ちらほら)ありました。
大体、柵が「もたれると手折れて危険です」と書いてあったりしてたので、現在どういう事になってるのかわかりません。看板建てるなら修理すればいいんじゃ……という感想も胸をよぎりますがね。
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社殿はとても古色蒼然として、私的にはしびれます(笑)。
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彫り物がかっこいい!です。 貶す様な事ばかり言ってますが、雰囲気はかなり荘厳でしたよ。
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社殿の左手に出れば、すぐにありました、明珍火箸本舗。 明治維新後に火箸で名を上げたそうです。
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古鉄がいっぱいの店頭をうろうろじろじろする私達。あまり店舗っぽく見えないのですよ(笑)。
不審者に耐えかねて、鍛冶場から出て来て下さいました。
 現在は昭和30年代に入り火箸の需要が落ち込むと51代(先代)の宗之氏が火箸を組み合わせて作った風鈴とドアチャイムを考案され、52代・宗理氏の創作により古鉄を使った古代花器セットや火縄銃の銃身でつくった自在カギ、創作楽器・明潤琴(みょうじゅんきん)、チタンで作った鈴(りん)やぐい飲み等を生み出しているそうです。
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とりあえず見せてもらった明珍火箸風鈴。 これがまた鉄っぽくてストレートに……いい。^^)。
音がまた独特で、「チィィィ−ン……」と言うか何と言うか余韻を残す音。
5000円しますが、多分一生モンの音だなあ、と購入いたしました。
後で知りましたが、冨田勲やスティービーワンダーなど国内外のミュージシャンからも絶賛され、SONYのマイクの音質検査にも使われているそうです。
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タカシマヤの広告にもなったのかな? でも、今も生きてる伝統の世界がすばらしいです。
木箱に入って、替えの短冊も付けてもらって嬉しいし折角なので「写真撮らせてもらっていいですか?」とお願いしてみました。
「え?ああ、いいですよ。」と心地よく了解いただいて鍛冶場にカメラ向けたら、「ここで、これをこう……」と実際に鉄を熱する所から見せて下さいました。
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炉床の温度は2000℃だそうです〜。想像もつかない温度!
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赤くなった鉄をリズミカルに叩いてあっという間に整えてゆかれます。
手だけぶれてるので、そのスピードをお察し下さいな ^^)。
家人其の2は初めての鍛冶見学。(私と其の1は去年堺で拝見したのですがやっぱかっこいい!)
しばし感心して見学しました♪ 奈良時代からの伝統の鍛冶屋さん、本当にありがとうございました!!

この後はちまちまとあちこちの旧蹟を見ながら歩きました。
何分雹の降る天気、段々冷えきって来たのでホテルまで帰ると(荷物を預かっていただいてた)後は駅までバスの予定に。
待ってる間に時刻表が風でぶっとぶアクシデント! 皆で大慌てしました。
ああ云う時はどうすべきでしょうねー。とにかくおっかけて回収して無理クリ挟み込みましたけど……。
遠い姫路で風に舞う時刻表を追っかける家人、なかなかシュールでこれもまた笑いの一つでした ^^)。
 駅でおみやげ買って電車に乗るなり、皆爆睡でしたがね(笑)。

あまり大した旅にもならなかったかなあー、と思いましたが家人の感想は「なんかむっちゃ面白かった。」と今でもクスクスしますので結果オーライですかね。
でも、姫路城の美しさはわかったのかしらー??
by cattail-kk | 2010-04-23 01:10 | 旅・おでかけ | Comments(2)
Commented by ゆうさん at 2010-04-23 08:47 x
cattail-kkさん、お早うさんです。
明珍は鎧作りやと歴史で習った覚えがありますが、今は火箸屋さんですか。火箸も使わへんようになったから、芸術品になったんですな。鎧も芸術品ですが、もう作ってはらへんのですね。
Commented by cattail-kk at 2010-04-24 01:41
ゆうさん、こんばんは。
明珍って歴史で習うもんなんですか?
うっ、漠然とした聞き覚えしかなかった ^^;。
鎧から火箸、火箸から風鈴へと時代に沿って変わりつつ、生きてるのがすごい!と思いました。
小さな鍛冶場でしたが続いて欲しいものです。
やっぱ技能っていいなあ♪