岐阜 犬山 城に戦闘機。
多分戦闘機だと思うのですが、岐阜の犬山城へ行った時 木曽川では曲芸飛行が行われてました。
(2009,10,12.)
この日は多治見からついに離れて犬山へ。
「日本に現存するただ一つの戦国時代の城郭」という犬山城がお目当て。
近辺には行きたいトコが多くてほんと悩んだのですがまず、この城!
多治見から可児へ、そして犬山へ。 駅の案内板を見て「おっ、書いてある書いてある。あっちや!」とテンション高い私の後ろで家人其の2の「……あっ。」という声。
この人は割と事が起こってもすぐには動転しないので嫌〜な予感に振り向けば、車窓の中に家人其の1の笑顔。
って、え??鞄がひっかかって降りそびれたらしい。 いや〜、まじでそんな事するとは。
昼間なんで電車の数も多いので家人其の2と帰還を待つ事しばし。
20分後、「やあ!待たせたね!」と登場。「木曽川はね、カヌー漕いでた。」はいはい。
1人だけ木曽川越えしてきた家人と合流(?)して城へ向かうと爆音。
「な、何?爆撃??」と驚きましたが空を見て納得。自衛隊でも近いのかな、犬山はよく戦闘機的なのが飛んでました。
晴天に景観も良いのでしばらく航空ショーを拝見。
「おわっ、嘘やん!!」の声に見てみれば足元をクワガタが。 これって駅から3分のトコに居るもんか??
「……危なくないかな。」「心配なら移動させれば。」「いや、彼には彼の道があるやろうし。」「……最近昆虫って触ってないもんね。」「まあ。都会っ子ですから。」と言ってる間もガシガシ威嚇してたので彼の道を進んでもらう事に。 そういうとこなんだろう、木曽川って。
そう言ってる間にも空にはシュプールが描かれてました。天守閣から見ればまた迫力だろうなー。
しかし川沿いもよく見えました。 編隊飛行してきて全てが方向転換。
「八岐大蛇みたくなった。なんか書くんやで。」と言ってると。
空にペンタグラム。 見事なもんですー。 つい「おおー!」と言っちゃうね。
もっともっとかっこ良かったのだけどあんまり撮れてなかったなあ。難しいもんです。
(色補正はしてます。しかしこれぐらい肉眼では見えてましたのでー)
さてさて、駅から歩いて15分程の犬山城。駅でタクシーの運転手さんに、「滑らん様になあ。」と言われました。
山城っぽいのでその登りかと思っていたら!
入り口から半端ないっす。城内の階段は一方通行の階段だけ。経年ですべすべだし、一段登ると次の段は膝ぐらい!
京都 東福寺の三門も大概でしたがこれはもっとすごい。
前夜、新しい方のカメラの充電をせずに行き倒れてたので古い方のカメラに切り替え。
やっぱ明るさが足りないのですが、人は多いながら、危ないので時間差でゆっくり降りてるのがおわかりかと。
これは怖いわ〜。 しかし楽しいです♪
最上階へ到着〜。 ひやひやしたし、天守の下の階ですっごく上がギシギシいっててスリリング。
眺めは絶景! 川の大曲に建っていて四方に見晴らしがいいのです。 ここで私達と前後してた家族連れのお父さんが「……俺待っとく。」とリタイヤ。何故かと言うと多分これ。
「欄干にもたれないで下さい。」ってもたれたら落ちてまうわ!! って程の低い欄干。
腰より低いので高いトコ苦手な人にはきついと思います。 と、家人其の1は苦手やったはず。
……「俺は行けるで、俺は行けるで。」自己暗示の真っ最中だったのでそっとしときました。
このあまり高くなくて、下の人が見えるのが逆にリアルで怖いそうです。しかし、ほんと見晴らしがいい!!
天守後は城内を回って降りますが、「戦国時代から現存」してる城内はどこをとっても古めかしくてマニアにはたまらないかと(笑)。
城としては大きい物ではないのですが、良く出来てる。武者隠しなどもそろってます♪
熱湯とか岩とか落とすスペースやね。 ここは入れませんでしたが他では急斜面が眼下に会って「ここ登ってて上から物落とされたら川まで落ちるやん!!」と、非常に守りやすい城の様です。
「おお!殿!あそこに不埒なカップルが!!」「おお、男が近づき過ぎである!よって斬首!」
……殿様ごっこも楽しい。しかし思いっきり私怨じゃん。
「日本の名城100」とか愛読書な割に今年は城をせめてなかったなあ。 でもここは多分、これから彼方此方行っても上位ランクするいいお城でした。
売店は小さくてあまりガッツリは食べられませんが、おみやげは豊富。ここで買った「ぺらぺらうどん」。
まだ食べてませんがあっさりしたのに合いそう。
前後しますが、犬山城前は神社があってお参り→近道→登城、しました。
観光客以外にも七五三のお参りも賑やかで地元と結びついた感じが良かったです。
ビッ!としていいねえ♪ このお稲荷さんは裏手に小さい「女稲荷」があって女性のお願いを聞いてくれるそうです。
フェミニズム万歳!! 一人しっかりお祈りしてたら、「……色々悩みも多い年やしな。」「そやな、可哀相に。」と家人共がひそひそ。「早く育児から解放される様に願ってたんですっ。」「あー、むちゃ言うたらあかんな、神様にも出来る事と出来ひん事が……。」「お前らが言うなっ」……っと尊厳も何もなくなってしまいました。やれやれ。
ここから「有楽庵」「犬山城下町」へと。
歴史に満ちた町はまだまだ素敵です。 川と戦闘機とお城。 上々の思い出となりました!